カルトナージュは、フランス生まれ(※)の手工芸です。遠い国で生まれた手工芸ですが、日本人にとってもなじみやすいものではないでしょうか。
※フランス生まれ説が強いですが、スイス説もあります。(詳しくは、「カルトナージュとは」のページを参照してください)
紙製の箱に和紙を貼った小物は、京都のおみやげ屋さんでもよく見かけます。
日本人は、高温多湿な夏や乾燥して寒い冬の日には、障子や襖といった紙製の道具によって、快適に過ごせるよう生活の工夫をしてきました。湿気をコントロールする手段としての和紙製品、茶箱、文箱は日本の伝統でもあります。
なにより、紙と布で作るカルトナージュは、ちりめんや手ぬぐい生地など、日本の素材とも相性が良いです。
着物のリメイクとして手芸をされる方も多くいらっしゃると思いますが、そのひとつの方法としてカルトナージュはいかがでしょうか。
Z=Graceはこれまでに何点か自作のカルトナージュ作品を外国人の友人にプレゼントしてきました。アンティーク着物地や手ぬぐい、友禅和紙で作ると特に喜ばれます。
欧州文化の華やかさに加え、日本古来の素材や、様々な国の文化をルーツにもつ素材を利用して、カルトナージュをもっと楽しんでいきたいと思います。
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Cartonnage making, texts and photos
by Ai Imada